野口一信さんのプロジェクションマッピング「ジダイノテ Hands of New Age」の一場面(提供写真)

日本人で唯一入賞を果たした野口一信さん=福岡市

 佐賀市出身の3DCGデザイナー野口一信さん(41)=福岡市=が、アジア最大級のプロジェクションマッピング国際大会で入賞を果たした。5度目の挑戦で初めてファイナリストに残り、日本人で唯一の受賞者となった。

 大会は「1minute Projection Mapping Competition」で、9日~12日に東京都で開かれた。野口さんは4歳になる息子の小さな手がカラフルでにぎやかな世界を紡ぎ出す作品「ジダイノテ Hands of New Age」でTokyo Tokyo賞を受賞した。

 独自性や映像制作技術など六つの項目で審査され、各項目のバランスがよく人気も高い作品だったという。審査員を務めた森美術館特別顧問の南條史生さんは「どんな人でも安心して楽しく見られる作品。創造性が大事だという強いメッセージが込められている点を高く評価した」と講評している。

 野口さんは佐賀商業高を卒業後、福岡市の専門学校に進み、いまは同市の制作会社ピノーに務めながら「01iMAGE」の屋号でも制作活動をしている。

 会場を訪れた野口さんは「自分の作品が大きな建物に投影されて観客が驚いている様子はとても気持ちが良かった」と振り返り、「次の世代が新たな時代をつくる、それがそのまま希望だというメッセージを込めた。初めての東京開催で唯一の日本人受賞者になれてうれしい」と喜びをかみしめる。

 大会は9回目。「希望/HOPE」をテーマに1分~1分59秒の作品を募った。世界54の国と地域から246のエントリーがあり、ファイナリストに選ばれた19組の作品が明治神宮外苑の聖徳記念絵画館に投影された。(花木芙美)

 野口一信さんの作品が公開されているユーチューブはこちらから

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