佐賀県の山口祥義知事は13日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への警戒感が高まる中での年末年始の過ごし方について、県内への帰省の自粛を求めない方針を示した。帰省する場合には基本的な感染対策の徹底や事前の体調管理を求める。

 山口知事は対策本部会議で「久しぶりの帰省を楽しみにされている皆さまにお願いがある」とし「事前の体調管理に努め、混雑した場所や感染リスクの高い場所を避ける」「少しでも体調が悪い場合は帰省を控える」など、今のうちからの帰省準備を求めた。

 山口知事は感染の「第6波」への備えも整えていると強調、忘年会シーズンの飲食店利用や宿泊キャンペーンを使った旅行を促し、「県内の飲食店、ひいては生産者を支えてほしい」と呼び掛けた。

 国の水際対策では、航空機利用客の陽性が判明してから数日間かかるゲノム解析でオミクロン株への感染が確定する前に、同乗者が国の待機施設を出て帰宅するケースがある。ただ、感染が確定するまで同乗者に県民がいたかどうか、県への情報提供はない。

 県は対策本部会議で「オミクロン株かどうか分からなくても、同乗者が陽性だった時点で国から連絡があれば、的確な初動対応ができる」「結果が判明するまで同乗者も国の待機施設に入るようにしてほしい」などと、国の水際対策に問題提起をした。(栗林賢)

【関連記事】