武雄市は10日、新型コロナウイルスの影響で学校を中退・休学したり、就職先で十分に仕事ができなかったりして暮らしが不安定になっている若者を対象に、1人5万円を支給する給付金事業を始めると発表した。開会中の定例議会に補正予算案7870万円を追加で提出した。可決されれば、1月中旬から申請受け付けを始める。

 給付金の対象は19歳から22歳までの市民。県外の大学に進学していても、親の扶養に入っていれば対象になる。保護者が国からの子育て支援や生活支援を受けている場合は対象外。申請先は市役所の窓口だが、郵送でも受け付ける。

 市は対象者を1560人と見込んでいる。進学先の大学の授業がオンラインだったり、就職先で十分に実践の場がなかったりするなどして、不安定な状況が続いていると判断した。親世代の市民からも支援を求める声が寄せられていた。

 会見で小松政市長は「コロナ禍の市民への支援は『必要な時に必要な人へ』が基本方針。今回は若者を対象に実施したい」と説明した。申請時にはアンケート調査を行い、定住促進やUターン施策へのヒントになるような意見も聴取したいとしている。(澤登滋)