米国テキサス州の日系スーパーに並べられたいちごさん(県農林水産物等輸出促進協議会提供)

 佐賀県が開発したイチゴの新品種「いちごさん」が米国に輸出され、現地のスーパーで販売された。今年でデビュー4年目となるいちごさんだが、生産量の拡大に合わせて、輸出量も徐々に増えている。

 県産の農林水産物の輸出を支援している県農林水産物等輸出促進協議会によると、米国テキサス州の日系スーパーで、11月20日から始まった「九州産いちごフェア」に出品された。現地の人からは「いちごさんが最も甘かった」などと好評だったという。米国での販売は、昨年度のロサンジェルス以来。

 農作物は多岐に流通するので、輸出量全体の把握は難しいが、同協議会によると、同協議会を通して輸出されたいちごさんは、生産が始まった2018年度に240キロ、19年度が665キロ、20年度が1万124キロ(=約10・1トン)と拡大している。

 主な輸出先は香港やシンガポールという。いちごさんの昨年の県内の収穫量は約4700トンで、これからすると輸出量はまだわずかだが、同会は「輸送コストとの絡みもあるが、いろいろな機会をとらえ、輸出を広げていきたい」と話している。