工事完了が少なくとも2カ月ずれ込む見通しになった唐津市の新庁舎(左)=西城内

 唐津市は新庁舎建設工事を巡り、電気設備の部品の納入が少なくとも2カ月遅れるとの見込みを9日の定例議会一般質問で明らかにした。世界的な半導体不足や、新型コロナウイルスの感染状況に絡んで電子部品の供給が遅れている影響を受けた。市は2022年5月の完成予定を7月以降に繰り延べる方針で、8月に予定していた開庁や旧庁舎解体もずれ込む見通し。

 大西康之議員(志政会)が新庁舎建設の進ちょくを尋ね、濵口智総務部長が「最低でも2カ月の工期延長が避けられないと判断している」と答えた。市によると、12月初旬の施工業者への聞き取りで、電気設備に関わる1種類の部品の納入が遅れることが判明した。メーカーからは具体的な納期が示されず、工事の延長期間は「不明」と話す。

 世界的な半導体不足を巡っては、新型コロナの感染拡大を機にテレワークのパソコン向けなどの需要が増加する一方で、部品供給が追い付かず、自動車などの減産にもつながっている。

 新庁舎は昨年7月に着工した。旧庁舎の跡地には駐車場を整備する。(横田千晶)