野口一信さんのプロジェクションマッピング「ジダイノテ Hands of New Age」の一場面(提供写真)

5度目の挑戦で初めてファイナリストになった佐賀市出身の野口一信さん=福岡市の職場

 佐賀市出身のモーショングラフィックスデザイナー野口一信さん(41)=福岡市=が、プロジェクションマッピングの国際大会でファイナリストになった。作品は9日の午後6時半からユーチューブで公開され、11日の午後9時までオンライン投票ができる。

 大会は2012年に始まったアジア最大級のプロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」。今年は「希望/HOPE」をテーマに明治神宮外苑の聖徳記念絵画館(東京都)に投影する1分~1分59秒の映像を募り、世界54カ国から246組の作品が集まった。

 映画監督で演出家の本広克行さんや森美術館特別顧問の南條史生さんら審査員が、グランプリなど各賞を選ぶ。大会は光の祭典「TOKYO LIGHTS」のメインコンテンツとして開かれ、同イベントの公式ユーチューブチャンネル上で各作品に集まった「いいね」数などを集計したオーディエンス賞も決まる。

 野口さんは佐賀商業高から福岡の専門学校に進み、現在は福岡市の制作会社ピノーに勤めながら「01iMAGE」の屋号でも制作活動をする。近年は佐賀県が県立宇宙博物館で公開したドーム型シアターのVRシステムや「すごいぞ! ボクの土木展」での3DCGとモーショングラフィックス、バーチャルタレント「キズナアイ」のステージ映像なども手がけた。

 タイトルは「ジダイノテ Hands of New Age」。次代を担う世代として4歳になる息子の手を登場させた。顔文字だけで意思疎通する若者文化やスマートフォンをフリックする仕草など、新時代を象徴する映像を次々に流して楽しませる。

 野口さんは「1人でこつこつ続けていたら、誰かが目を向けてくれて、ここまで来ることができた」と振り返り「孤独な戦いに挑んでいる人も、続けていたらきっと誰かが見てくれると信じて頑張って」と呼び掛ける。(花木芙美)

TOKYO LIGHTS公式YouTubeチャンネルはこちらから

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