NASA支援の観測に携わる(右から)副島勉館長、青柳千尋さん、早水勉副館長=佐賀市星空学習館の天文台

 小惑星群「木星トロヤ群」を目指す米国の探査機ルーシーのイメージ(サウスウエスト研究所提供) 

 米航空宇宙局(NASA)が打ち上げた惑星探査機「LUCY(ルーシー)」の観測プロジェクトに、佐賀市星空学習館(西与賀町)の副島勉館長(70)ら佐賀県のアマチュア天文家4人が協力する。10日未明、プロジェクトに沿った観測に挑戦する。

 ルーシープロジェクトは、46億年前に太陽系ができたときの情報が残されているとされる「木星トロヤ群」を調査しようという計画。10月16日に打ち上げられたルーシーは同群に属する七つの小惑星などを12年かけて巡る。小惑星の正確な軌道を把握することが、調査の成功につながるため、NASAが観測情報を集めている。

 今回、副島館長らが協力するのは、ルーシーが訪れる予定の小惑星の一つ「エウリバテス」に関するもの。佐賀、福岡両県の協力があれば正確な軌道の確認に役立つため、同館や佐賀天文協会のほか、産業医科大学(北九州市)などが観測に努める。

 星空学習館の早水勉副館長(59)は「佐賀県のアマチュア天文家がNASAのプロジェクトに参加するのは初めてだと思う」と話す。当日は岩手県など遠方の研究者も参加する予定で、「協力者の受け入れと当日の観測のどちらも頑張り、天文学の発展に貢献したい」と意気込む。(中島野愛)

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