新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を受ける医療従事者=1日、佐賀市富士町の富士大和温泉病院

 今月1日から始まった新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に関し、「2回目の後に退職した医療従事者はいつ?」「転居した人はどこで?」といった質問が佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)に寄せられた。県や厚生労働省に聞いてみた。

 2月にスタートしたワクチン接種。医療従事者は2回目まで一般に先駆けて「先行接種」を実施した。県健康増進課は「2回目から8カ月」という現時点の3回目接種の原則を踏まえ、「結果として2回目まで先行接種を受けた人から始まっているだけで、今回先行接種という区分があるわけではない」と説明する。

 医療従事者かどうか、在職か否かにかかわらず、2回目から8カ月が近づくと、市町村から3回目の接種券が届く。追加接種を受けるために2回目までの接種済証は必要ない。新たに届く接種券か同封書類に2回目までの接種記録が明記されており、経過期間も確認できるという。

 一方、8カ月が近づいても自動的に3回目の接種券が届かない人もいる。例えば、2回目の接種後に転居したケース。同課によると、転居先の自治体に3回目の接種券の発行を申請する手続きが必要だという。

 手続きを要する理由について、厚労省は「ワクチン接種記録システムはマイナンバー(個人番号)にひも付いており、本人の同意なく転居前の自治体に接種歴を照会できなかったため」と説明。これを改善するため、デジタル庁は11月末、本人の同意がなくても、自治体間で接種歴を確認できるようにした。12月中旬までにシステムを改修し、プッシュ式で3回目の接種券が送付できるようになる見通しという。

 では、2回目までの接種をまだ終えていない人はどうなるのか。県民の約8割が2回目までを終え、予約枠の空きが増えたため、接種会場は減っている。ただ、今後接種を希望する人や、新たに接種対象となる12歳に達した人のため、医療機関での接種は今も行われている。同課は「接種はどの自治体でも受けられる。市町のコールセンターに問い合わせれば、接種を行っている医療機関を紹介してもらえる」と話す。(志垣直哉)

 

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