ごうごうと燃え上がる「お火たき」の炎にあたり、参拝客は健康などを願った。しゃぼん玉が飛ぶ演出もあり、幻想的な雰囲気を醸し出した=鹿島市の祐徳稲荷神社(撮影・鶴澤弘樹)

 鹿島市の祐徳稲荷神社で8日夜、伝統の年末行事「お火たき」があった。夜空に御神火が高く上り、参拝者は一年の汚れを払い、新型コロナウイルスの収束と来る年の幸せを願った。

 秋の実りに感謝して神霊を山へ送る新嘗祭(にいなめさい)の神事。午後8時、境内で青竹などを組んだ「お山」に神聖な火を灯した。参拝者は燃え上がる炎を見上げ、手をかざして体を温めた。

 夫婦で毎年訪れる橋口徹朗さん(71)、みゆきさん(71)=武雄市=は「おかげさまで無事に一年過ごせた。毎朝のウオーキングを続けて病気にならないようにしたい」と話した。

 鍋島朝寿宮司は「コロナ不安が包んだが、来年はいい年になるはず。皆さまの背中を押していくことができれば」と語った。(中島幸毅)

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