畑の中で大きな翼を広げるクロハゲワシ。数メートル飛んで再び同じ畑に着地した=6日午後5時ごろ、佐賀市内

畑で羽を休めるクロハゲワシ。ハシボソガラス(右)から時折、ちょっかいを受けていたが、移動するそぶりは見せなかった=6日午後4時ごろ、佐賀市内

 「日本では珍しいクロハゲワシが、佐賀市内に飛来している」と6日、佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)に情報提供があった。現場へ向かうと、収穫を終えた田畑に、黒くずんぐりとした1羽がじっと羽を休めていた。

 日本野鳥の会佐賀県支部の宮原明幸支部長(68)によると、同支部は4日に覚知。タカ科で全長が約1メートルあり、翼を広げると「まるで畳が飛んでいるよう」(同会)。頭の羽毛などの様子からまだ若く、迷鳥とみられる。弱っている可能性もあり、同支部が何度か投げ与えた鶏肉を食べることもあるが、あまり移動せず体調も判然としない。

 中央アジアや中国東北部に生息し、韓国と北朝鮮の国境付近でも見られるという。9月下旬に伊万里市内でも目撃情報があったが、同じ個体かどうかは不明だ。

 6日午後、付近には県外ナンバーを含む約20台が集い、愛好家たちが距離を取って単眼鏡やカメラを構えていた。宮原支部長は「農家や周辺の方に迷惑が掛かっては困る。狭い道には車を止めず、あぜや田畑には立ち入らないなどマナーを守りつつ見守ってほしい」と呼び掛ける。(志垣直哉)

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