脂肪肝の問題点などについて話す佐賀大医学部附属病院肝疾患センター長の高橋宏和氏=佐賀市のグランデはがくれ

 佐賀県内の農林水産物を生かした食品やコスメ関連商品の創出を支援し、産業化を図ろうと、「さがフード&コスメラボ」のセミナーが、佐賀市のグランデはがくれであった。佐賀大医学部附属病院肝疾患センター長で特任教授の高橋宏和氏が、脂肪肝の問題点や食品を生かした対策について講演した。

 高橋氏は、肝細胞に中性脂肪がたまった脂肪肝のうち、肥満などが原因の非アルコール性脂肪肝が県内で4人に1人になっている推計を提示。「肝臓がんなどに進行するリスクがある。簡便な診断手法を確立することが急務」と話し、佐賀大での研究を紹介した。

 また、肥満や脂肪肝対策への県産食材活用に向け、佐賀大で研究した血糖値上昇を抑制するキクイモや、血中の悪玉コレステロールを下げる働きがあるオレイン酸を多く含む大豆を紹介。「健康的なメニューを開発し、地元から発信したい」と語った。

 セミナーにはオンラインも含め36人が参加。「さがフード&コスメラボ」の支援事例として、唐津南高の生徒が松の葉から精油を抽出した取り組みなども紹介された。(北島郁男)

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