佐賀市は6日、障害者の自動車運転免許取得に関する助成制度について、事前申請制としてきた運用を見直す方針を示した。自動車学校入校後の申請に柔軟に対応できるよう検討する。

 同日の市議会一般質問で、嘉村弘和議員が「『事前申請だから助成できない』と断られたと、関係者から聞いた。自動車学校入校後に制度を知った背景があり、周知や申請の在り方を見直して」と質問、大城敬宏保健福祉部長が答弁した。

 入校後の申請を認める自治体が他にあり、大城部長は「寄り添った対応ができるようにしたい」と運用見直しを示唆。周知に関しては障害者手帳と一緒に制度紹介の冊子を手渡すほか、自動車学校や特別支援学校への制度紹介、市報でのPRに努める考えも示した。

 市障がい福祉課によると、制度は2006年に始まり、免許取得費用を10万円を上限に助成。身体障害者手帳か療育手帳の取得者が対象で、16年から5年間で29人が助成を受けた。制度を知らずに利用できなかった人数は把握していないという。(大田浩司)

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