竹灯籠のツリーを製作した牛津高の生徒たち。オレンジ色のあたたかな光がJR牛津駅を照らした=4日夕、小城市牛津町

ドリルで竹に穴を開ける牛津高の生徒たち。作業は2日から3日間、夜まで続いた=4日、小城市のJR牛津駅

製作した竹灯籠を手にする牛津高の生徒たち。小さな穴の隙間からやわらかな光が漏れた=4日、小城市のJR牛津駅

 小城市の牛津高の生徒たちが竹灯籠で作ったクリスマスツリーの明かりが4日夜、最寄りのJR牛津駅にともった。「自分たちのまちは自分たちでつくる」を合言葉に市民有志が1年ほど前に始めた活動で、小城高生が中心だった取り組みが牛津高にも広がった。長引くコロナ禍で疲弊した地域に元気を与えるように、オレンジ色のやわらかな光が駅舎を照らす。来年1月15日まで。

 「小城あかりプロジェクト」と名付けた活動で、佐賀県の補助金や市民の寄付で運営している。2017年まで市内の清水の滝周辺で続けられたライトアップ(竹灯り)のにぎわいを取り戻そうと、有志の呼び掛けに応じた1~3年生約30人が2日から3日間、授業や部活動を終えてから駅に集まり、夜まで製作に励んだ。

 ツリーは長さの違う竹を組み上げたアーチ型で、高さ約2・5メートル、幅約5メートル。ドリルで丁寧に開けた竹の小さな穴から電球の光が漏れ、美しい模様が広がる。熊本県を拠点に竹灯籠を使った演出を手掛ける「ちかけんプロダクツ」代表の三城賢士さん(39)からノウハウを教わり、住民たちが飾り付けたイルミネーションとともに駅舎を彩っている。

 「明るく楽しい町にしたい」「たくさんの人が来てくれる町に」「地域の人とふれ合いたい」-。生徒たちが活動に参加した理由はさまざまで、牛津町に今春引っ越してきた食品調理科1年の菊池雄大さんは「この町で、自分の手で思い出をつくりたかった」と語った。

 9日には小城高の生徒たちが2度目の竹灯籠の製作を始め、学校近くの交流施設とJR小城駅をともす。プロジェクトでは引き続き寄付を募っており、詳しくは小城あかりプロジェクトのフェイスブック、もしくは事務局の赤松さん、電話090(2710)2558。(谷口大輔)

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