九州・沖縄各県の代表者が、溶接の技術を競い合った競技会=佐賀市鍋島町の佐賀県工業技術センター

 九州・沖縄各県の代表者が溶接の技術を競い合う競技会が5日、佐賀市鍋島町の佐賀県工業技術センターであった。佐賀県代表の10人を含む53人が出場し、日ごろの研さんの成果を発揮すべく、熱い火花を散らせた。

 競技は手溶接と半自動溶接の2部門。厚さ9ミリの鉄板をつなぎ合わせる基礎課題のほか、より形が複雑な底板のある五角錐を作る応用課題も課せられた。選手たちはおのおので自作した固定器具などを用いて、より早く、正確に仕上がるよう作業に集中。競技会場にはまばゆいアーク光が輝き、微調整のために金づちを振るう音が響いた。

 日本溶接協会や九州地区溶接技術検定委員会が開き、51回目。昨年5月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期していた。県溶接協会の森孝一理事長は「溶接はものづくりの基盤技術。大会を通して溶接の魅力を発信し、技術の向上や、なり手不足の解消につながれば」と話した。

 表彰は個人と県別団体で行われ、結果はエックス線検査など経て決定。来年2月に次回開催地の北九州市で表彰される。(大橋諒)

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