全国学校給食甲子園で準優勝した白石町学校給食センターの献立。てんぺが入った混ぜご飯(手前左)やくんち料理(同右)など地元食材と伝統が生かされている

全国学校給食甲子園で準優勝に輝いた白石町学校給食センターの川田孝子栄養教諭(右)と古賀綾子調理員=白石町役場

 地場産品を生かした子どもたちが食べたくなる給食を競う「第16回全国学校給食甲子園」の決勝大会が4日あり、白石町学校給食センター(川田孝子栄養教諭・古賀綾子調理員)が準優勝に輝いた。大豆加工食品「てんぺ」を使った混ぜご飯など、白石の素材と料理法を生かしたメニューが「地元食材をふんだんに使い、変化に富んでいる」と高い評価を受けた。

 全国から1355件の応募があり、6ブロックの地域審査を勝ち抜いた12代表で競った。大会は新型コロナウイルスを考慮し、東京のメイン会場と各地を結ぶオンラインで書面審査の結果が発表され、白石町役場の会場では約80人が見守った。

 準優勝の献立は(1)煮大豆をテンペ菌で発酵させたてんぺやひじき、ゴボウ、油あげなどを混ぜたご飯(2)赤貝やレンコン、サトイモ、鶏肉などを煮込んだ白石のくんち料理「煮じゃあ」(3)唐津産マダイに白ごまを振って焼いた「利休焼き」(4)佐賀のりを使った「磯香あえ」に、佐賀産の牛乳とミカンが加わった6品。

 講評で「地場産品をふんだんに使い、郷土の料理法を生かしている」と評価を受け「ひじきやのりで野菜が苦手な子どもに気を配り、てんぺでアクセントをつけている。白石に行って食べたい」と絶賛された。

 全国の料理を紹介する日本味めぐりや東京五輪にちなむ「オリ・パラ給食」で世界の料理をメニューにするなどさまざまな工夫を重ねてきた川田教諭は食育授業精励賞も受けた。「地産地消を考え、苦手な食材も食べられるように変身させた。白石に素晴らしいものがあることを子どもたちに自慢してほしい」と喜んだ。

 大会には佐賀県からは全国で16番目に多い34件の応募があった。決勝進出は全国最多の10回目で、特別賞は3回受賞しているが、準優勝は初めてだった。(小野靖久)

このエントリーをはてなブックマークに追加