生徒たちに囲まれながら、書をしたためる米倉さん=佐賀市の佐賀西高

生徒たちに囲まれながら、書をしたためる米倉さん=佐賀市の佐賀西高

体を使って書くことなどを生徒たちに伝える米倉さん=佐賀市の佐賀西高

 佐賀西高校で1日、佐賀県書作家協会顧問の書家米倉基峰(きほう)さん(89)=佐賀市=を招いた書道の授業があった。長年したためてきた書「葉隠四誓願(しせいがん)」に触れ、現代にも通じる心得、書への思いを語った。

 2年生約50人が聴講した。米倉さんは、若い頃に葉隠について学び、「深い人間性を育むための大切な教え」として長い間、誓願を書にしたためてきた。これまでにプロ野球・巨人の原辰徳監督らに贈っている。

 「大慈悲を起こし人の為(ため)になるべき事」など、自筆の書を示しながら、「最近は要領がよくなり誠実さがなくなっている」とし、「人のためになろう」と生徒に語りかけた。

 授業の半ばからは、生徒に囲まれながら、葉隠の中でも有名な「武士道というは死ぬことと見付けたり」など、さまざまな言葉をしたためた。自由自在に動く筆先からすっと生み出される優美な文字に、生徒たちは「おおっ」と感嘆の声を上げながら見つめていた。生徒たちにも筆を持たせ、「体で書くように、筆の上をもって」とアドバイスをしていた。(福本真理)

 

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