記者会見するサワイグループホールディングスの沢井光郎会長=3日午後、大阪市

 ジェネリック医薬品(後発薬)大手のサワイグループホールディングス(HD)は3日、福井県あわら市の小林化工の全工場や従業員を譲り受けると発表した。小林化工は昨年12月に爪水虫などの治療薬の製造過程で睡眠導入剤成分が混入する問題が発覚し、経営立て直しが焦点だった。2022年3月末に譲り受けを完了し、23年4月から製品の出荷を始める。

 後発薬は小林化工以外に日医工でも品質問題が発生し、供給不足が深刻になっている。サワイグループHDは自社工場の増強にも取り組んでいるが、需要の伸びに追いつかないため小林化工の事業を譲り受ける。

 譲り受け額は公表していない。サワイグループHDは3日に受け皿となる新会社「トラストファーマテック」を設立。あわら市内にある全工場や研究施設、物流センターのほか、最大500人の従業員を受け入れる。

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