故陶山聰氏の愛用ピアノの伴奏で歌声を響かせた「とりんす栖のピアノと歌う会」=鳥栖市儀徳町の旭まちづくり推進センター

 音楽教育家の陶山聰氏(1907~99)が愛用したピアノを囲んで音楽に親しむ「とりんす栖すみかのピアノと歌う会」が28日、鳥栖市の旭まちづくり推進センターで初めて開かれた。約80人が参加し、陶山氏作曲の歌などをピアノ伴奏に合わせて歌った。

 陶山氏は鳥栖市幸津町生まれ。佐賀県内の小中学校で音楽教師を務める傍ら、県内外の校歌や「県民体育大会の歌」など3千曲以上の作曲を手掛けた。愛用のピアノは昨年11月、親族が旭まちづくり推進センターに寄贈し、ピアノを使って毎月、地域のコーラスグループも活動している。

 歌う会は、陶山氏の代表曲の一つ「とりんすとりんす鳥栖の町」の合唱でスタート。陶山氏作曲の校歌を縁に、武雄市山内町から元音楽教師の大宅司さん(80)も特別出演に駆け付け、山内中校歌を弾き語りで披露した。

 主催した地元有志でつくる陶山聰顕彰会の山下正剛会長(66)は「地域の方に喜んでもらえるこのような会を、今後も開いていければ」と話した。(樋渡光憲)

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