熊本県南関町での高病原性鳥インフルエンザ発生を受け、県内の対策状況などを確認した実務者会議=県庁

 高病原性鳥インフルエンザが熊本県南関町の養鶏場で確認されたことを受け、佐賀県は3日、本年度初の実務者による対策会議を開いた。県や市町、養鶏関係者ら54人が出席。約450万羽が飼われている県内での発生防止に向け、消石灰による消毒など養鶏場への指導を徹底することなどを確認した。

 県内では2015年1月に西松浦郡有田町、17年2月に杵島郡江北町で高病原性鳥インフルエンザが発生した。17年は、直前に南関町での発生が確認されており、会議では今回と状況が似通っていることが報告された。県畜産課の森隆幸課長は「南関町は佐賀とは目と鼻の先。いつ発生してもおかしくない」と対策の徹底を呼び掛けた。

 各家畜保健衛生所からは、消毒用の消石灰を養鶏場に配布済みで、県内全188カ所に対し、飼育に用いていない22カ所を除く166カ所ですでに散布を確認したことが報告された。

 県は市町首長に対し、鶏舎に近く渡り鳥が飛来しているため池を対象に、水を抜く協議をするように求める依頼文書を農林水産部長名で11月18日付で出している。養鶏関係事業者には、養鶏農家に対し、消毒徹底や鶏の健康観察、異常発見時の早期通報などを指導するよう求めた。(大橋諒)

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