前進座の創作歌舞伎「牛若丸」の一場面(提供写真)

 歌舞伎劇団「前進座」が17日の18時半から、佐賀市文化会館で創作歌舞伎「牛若丸」(佐賀子ども劇場主催)を上演する。歌舞伎の伝統的な表現を解説するステージ「歌舞伎の楽しさ」で歌舞伎の見どころや楽しみ方も教え、子どもたちへ日本の伝統文化の魅力を伝える。

 同演目は前進座が子どもたちのためにつくった創作歌舞伎。常磐御前が息子の牛若丸を連れて逃げる「伏見の里(雪の場)」、京都の五条橋で牛若丸が武蔵坊弁慶と出会う「五条橋(月の場)」、牛若丸が弁慶を伴って陸奥へと旅立つ「鞍馬山(花の場)」で構成される。主役の牛若丸は、母の実家が佐賀市にある玉浦有之祐さん(長崎県出身)が演じる。

 「歌舞伎の楽しさ」では玉浦さんが女形として登場し、日舞「藤娘」で妖艶(ようえん)な舞いを見せる。雨や雪などを表現する歌舞伎独特の効果音の秘密も公開する。

 佐賀子ども劇場は1971年に発足した。歌舞伎の上演は81年から5年ごとに開いていて、2016年前にも牛若丸を上演した。同公演は4日から18日まで、九州沖縄の13カ所で開かれる。

 運営委員長の島みゆきさんは「五感を総動員して歌舞伎を見る子どもたちの様子に驚かされる。大人から子どもまで、とにかく美しい歌舞伎の世界を堪能してほしい」と話す。チケットは4000円(当日500円増し)で3歳以下は入場不可。事前予約で託児(先着15人、1人300円)を請け負う。問い合わせは佐賀子ども劇場、電話0952(97)5930。

(花木芙美)

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