佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画などについて答弁した山口祥義知事=佐賀県議会棟

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画で、佐賀県の山口祥義知事は1日、自衛隊との空港共用を否定した協定の見直しを条件付きで決めた県有明海漁協に対し、「葛藤の中で重い判断をしていただき、大変感謝している。条件が解決されるように防衛省に働き掛ける」と述べた。定例県議会の一般質問初日の質疑で答弁した。

 漁協は11月30日の幹部会議で、空港建設時に県との間で結んだ協定について、(1)駐屯地からの排水対策(2)土地価格の目安(3)駐屯地候補地以外の土地取得に関する考え方-の三つを示すことを条件に見直すことを決めた。

 山口知事は2018年8月に防衛省からの要請を受け入れ、漁協に協定の変更を申し入れた。「昨日の会議では『宝の海である有明海を守り、次の世代につなげたい』『安心して漁業ができるよう排水対策をしっかりしてほしい』との声が多かったと報告を受けた」とし、「漁業者の思いをしっかり受け止め、条件が解決されるよう防衛省に働き掛ける」と強調した。

 今後、漁業から協定見直しの判断に関する文書が県に届けば、県として防衛省に対し「佐賀空港の民間空港としての使用、発展に影響がないか」を確認し、漁協が求める条件について伝える考えを示した。

 また、中本正一議員(公明)はコンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」について「知事は記者会見で『2024年開催の国民スポーツ大会でも取り入れていきたい』と述べているが、振興にどう取り組むか」と質問した。

 山口知事は「eスポーツは高齢者の認知症予防など医療、福祉、地域振興と幅広い分野で生活を豊かにできる。アニメやゲームとのコラボが得意な佐賀との親和性も高い」と強調した。国スポ開催に向けてアリーナの整備が進む佐賀市のSAGAサンライズパークで「コンテンツとしてeスポーツを入れることを考えている」と述べた。

 1日は坂口祐樹(自民)、冨田幸樹(同)、藤崎輝樹(県民ネット)、武藤明美(共産)の4議員も質問した。(栗林賢、円田浩二)

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