全国の商社から300人が集った今季初のノリ入札会=佐賀市の県有明海漁協

 生産量日本一を誇る佐賀県産ノリの今季初の入札会が1日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。販売額は26億1190万円、前年同期比6%増となり、好調なスタートを切った。平均単価は20円65銭で、同漁協は「コロナ下だが、口溶けのいい高品質のノリがとれて高評価につながった」と話している。

 出品枚数は1億2647万枚。豊作だった昨年同期と比べると約75%だが、ほぼ例年並みとなった。栄養塩不足で県西南部ではノリの成長が遅れており、太良、大浦の2支所からは出品がなかった。

 1番摘みのノリのうち、厳しい基準を合格した高級ブランド「有明海一番」は過去2番目に多い約40万枚の出品があり、平均単価104円と一般のノリの5倍を超す値が付いた。漁協の担当者によると、今季は小雨で栄養塩が不足するなど海況は不安定だが、品質的には「ここ10年で最も良い」という。

 入札会には全国50余りの商社から約300人が参加。ノリの色つやを見たり、口に含んで味を確かめたりしていた。開始時には山口祥義知事があいさつした。

 入札会は来年4月まで10回開かれる。漁協は今季、生産18億枚、販売額216億円を目標に掲げ、19季連続の日本一を目指している。(宮里光)

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