鳥栖―C大阪 アウェーでC大阪を破り、笑顔を見せる(左から)MF水沼、MF谷口、MF高橋ら鳥栖イレブン=大阪市のキンチョウスタジアム(2014年7月27日撮影)

 誰よりもサガン鳥栖を愛し、誰よりもチームのために走り続けた“ミスターサガン”がついにピッチを去る時がやってきた。在籍16年目を迎えたMF高橋義希が今季限りでの現役引退を発表。競技にストイックに取り組む姿勢や気持ちは、選手のみならずサポーターにも大きな影響を与えた。

 2004年に鳥栖に入団した高橋は、無尽蔵のスタミナとスピードを生かしたプレーで縦横無尽にフィールドを駆け抜けた。05年にはU―21日本代表に選出。代表入りはクラブ史上初めてのことだった。16年の第2ステージ第16節・横浜M戦では14・58キロを走るなど、3年連続で試合別走行距離ランキングで1位を獲得し、Jリーグトップクラスの運動量を誇った。

 引退の発表を受けSNS上では「鳥栖の偉大なレジェンド。本当にありがとう」「応援できて幸せだった」「鳥栖を長きにわたって支えてくれた。お疲れさま」などとねぎらいのメッセージが相次いだ。共にプレーした仲間からも「プロとしての振る舞い方を教えてくれた」と感謝の言葉が寄せられた。

 引退発表の時刻は、17時17分。サポーターナンバーである「17」を思い、高橋自身が指定したという。「スタジアムで直接、自分の言葉で伝えたい」と引退のコメントは控え、4日、今季最終節となる神戸戦後の引退セレモニーで別れを告げる。(井手一希)

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