松濤学舎の女子生徒受け入れについて説明する佐賀育英会の碇正義理事長(左)=県庁

 首都圏で学ぶ佐賀県ゆかりの男子学生寄宿舎「松濤(しょうとう)学舎」を運営する「佐賀育英会」は29日、学舎で新たに女子学生を受け入れると正式に発表した。育英会の設立100周年記念事業の一環で、2023年度からの受け入れ開始を目指す。海外留学を希望する生徒への奨学金制度も新たに創設する。

 松濤学舎では22年度に改修工事を実施する予定。専用の浴室やトイレ、シャワー室などを整備するほか、男女の導線を分けるため女性専用の階段を整備する。22年度から女子学生の応募を開始し、初年度は9人程度の受け入れを予定している。

 佐賀県庁で会見した佐賀育英会の碇正義理事長は「この試みが、女性活躍の起爆剤になってほしい。男性も女性も関係なく、社会や政治のことを話し合える関係性をつくっていかないといけない」と強調した。

 奨学金制度は、松濤学舎の生徒や佐賀県在住の生徒が対象になる。給付期間は2年間で、年間25万円を給付する予定。毎年度2人程度を想定し、22年度から10年間実施していく考え。

 女子学生の受け入れに向けた改修では、県のふるさと納税などで寄付を募っている。(岩本大志)

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