生まれてから3歳までは常にパパもママも独り占めだった長女。感受性豊かで甘えん坊で優しく、空気が読める子。弟や妹が産まれてからはうれしい反面、いろいろと長女なりに我慢が増えたし、苦労してきたと思う。

 何かあれば「だってお姉ちゃんやろ?」と言われる。弟や妹がやっても怒られないことでも長女は怒られる。たまには抱っこしてもらったり、おんぶしてもらいたい時もある。でも家族のバランスを考えて我慢している長女。学校でも、周囲の状況や環境に合わせて空気を読みながら、時には我慢しながら生活しているのが目に浮かぶ。

 今回は、ママがアプローチ。「我慢しなくていいんだよ。寂しい時は寂しい、悲しい時は悲しい。素直な気持ちを言っていいからね。パパやママはいつも味方だよ? あなたはなくてはならない存在。宝物だからね」

 すると声を出して号泣した。この子なりにいろいろと、たまってたんだろう。もちろん、社会に出たら、大人になったらそれが当たり前なのかもしれない。でも6歳の娘には少し負担が大きかったのかな。

 そこで、子育ての大先輩に助言をいただきながら、また夫婦で話し合った。まだ小学1年生。たまには平日に学校を休ませてでも、長女との二人きりの時間を作ることにした。有休をとってでもそれをやる。親として、わが子の「こころ」を守るために。

 ママが「何かしたいことある?」って聞いたら、「3歳くらいの時にママと二人っきりで食べに行ったパンケーキ♪」。理由は「忘れられないから」。夫婦で驚いた。

 保育園の先生の顔やお出掛けした場所も思い出せないことが多かったりするのに、あの時間は忘れていなかった。感動した。長女にとっては大切な思い出になっていたんだよね。

 親がやらせたいことよりも、まずは本人が、家族がやりたいことをやる。子どもたちの「好き」や「やりたい」を大切にして、それを心から喜び合える夫婦でいたい。どんな小さなことでも、わが子のことを、夫婦で話し合うことって、本当に大切ですよね。(パパ記者・片桐亮=いまパパ~いまりパパネットワーク~代表)=片桐さんのコラムは随時掲載しています。

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