国防問題の現状をシンポで説明した九州防衛局の伊藤哲也局長=佐賀市のアバンセ

 自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画をテーマにしたシンポジウムが28日、佐賀市の県生涯学習センターアバンセで開かれた。九州防衛局の伊藤哲也局長が国防問題をテーマに講演し、パネル討論で必要性や経済効果を考えた。

 伊藤氏は沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域での中国公船の活動日数が2020年に過去最多となった点や、中国の国防費が20年間で約10倍に増えたことを説明し「中国が近代化を進める中で(装備の)質の面でも侮れなくなっている」と強調した。その上で「(暫定配備先の)木更津との関係もあり、国防のためになるべく早くオスプレイを佐賀に配備できれば」とした。

 パネル討論には4人が登壇し、久留米大名誉教授の大矢野栄次氏は、佐賀空港が国際的な物流拠点としての可能性を秘めていると言及した。5千メートル滑走路や物流新幹線誘致の可能性を例示し「オスプレイによって佐賀の体質がどれだけ変えられるか」と話した。

 シンポはオスプレイ誘致推進佐賀県民会議(宮原知司会長)が初めて開き、約300人(主催者発表)が聴講した。(大橋諒)

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