全国茶品評会の2部門で産地賞に輝き、結果を報告する三根孝一茶業部会長(中央)や山口孝子さん(右)ら=嬉野市役所嬉野庁舎

 第75回全国茶品評会で、うれしの茶の産地・嬉野市が、釜炒り茶と蒸し製玉緑茶の2部門で、優れたお茶を生産した産地に贈られる「産地賞」に選ばれた。この2部門の産地賞獲得は2年連続。個人では釜炒り茶部門で山口正美さん(54)=嬉野南部釜炒茶業組合=が最高賞にあたる農林水産大臣賞に輝いた。

 品評会は19日までの4日間、静岡市で開かれ、普通煎茶などの8部門に全国の茶どころから合計830点が出品された。

 嬉野産は、釜炒り茶部門で出品108点のうち、山口さんが最高賞の1席となったほか、4席に牛ノ岳茶業組合の北野基泰さん、5席に同組合の北野等さんが選ばれた。締まりのある外観や爽快感のある香りなどが評価された。この結果、上位3人の得点で競う産地賞に輝いた。

 104点の出品があった蒸し製玉緑茶部門では、1席こそ逃したものの、2席から5席を嬉野産で独占し、産地賞に輝いた。2席の農林水産省生産局長賞に田中勝也さん、3席の同賞に松尾明美さん、4席に峰伸一さんが選ばれ、橋爪和広さんも5席に入った。

 嬉野市役所嬉野庁舎であった結果報告会では、三根孝一・JAさがみどり地区茶業部会長が「産地として本当に立派な成績」と喜んだ。今年8月には記録的な大雨で被害を受けた茶園もあっただけに、関係者は「明るい希望になる」と話した。

 2年連続で最高賞に輝いた山口さんの妻孝子さん(56)は「連続受賞で本当にうれしい。夫は兼業で時間がとれないが、今後も2人で高品質のお茶がとれるよう頑張りたい」と話した。

 表彰式は28日、埼玉県川越市で行われる。

このエントリーをはてなブックマークに追加