有島病院にシトラスリボンを贈った坂本恵美さん(右)=白石町

シトラスリボン

 新型コロナウイルスによって生じた偏見や差別をなくす「シトラスリボンプロジェクト」に賛同し、医療機関などへシトラスリボンを贈る女性がいる。鹿島市の坂本恵美さん(50)。長く難病を患っていて「今を生きているのは医療従事者の方々のおかげ」と感謝の気持ちを込めて取り組みを続けている。

 プロジェクトは愛媛県で始まり、地域、家庭、学校(職場)の意味を持つ三つの輪が付いた黄緑色のリボンを身に着けることで賛意を示す。坂本さんは4月から作り始め、佐賀県医療センター好生館へ1250本を贈ったのを皮切りに、佐賀大医学部附属病院や白石町の有島病院、鹿島市役所などこれまで計6000本以上を届けた。

 坂本さんは15歳で全身に炎症を引き起こす原因不明の病気「全身性エリテマトーデス」を患い、入退院を繰り返す闘病生活を送ってきた。約10年前には一時危篤状態になったこともあるという。「医療従事者に命を救ってもらい、今年で50歳になった。半世紀を生きることができた感謝を込めて作ったシトラスリボンがエールになれば」と期待を込める。(中島幸毅)

このエントリーをはてなブックマークに追加