金泉中前の横断歩道に設置されたハンプを越えて走行する車両=佐賀市久保泉町(画像の一部を加工しています)

 横断歩道上の事故防止を目指し、佐賀県警や佐賀市などが24日、「緩やかな凸部(ハンプ)」を用いた実証実験を始めた。生活道路で最高時速30キロ規制された区域(ゾーン30)に指定された同市久保泉町の金泉中前の横断歩道にハンプを設置、横断歩道手前での減速を促す。

 都道府県警と道路管理者が連携し、ゾーン30とハンプなどを組み合わせて、交通安全向上を目指した取り組みの一環。国土交通省によると、ハンプを組み合わせた「スムーズ横断歩道」は全国37都道府県39カ所に設置(予定含む)、九州では北九州市や大分県別府市で本格導入されている。

 佐賀市内のゾーン30ではこれまで、北川副と高木瀬の両校区の計5カ所にハンプを設置したが、横断歩道上は今回が初めて。24日、金泉中前の横断歩道に約10センチの高さまで緩やかに上るハンプが設置された。

 佐賀北署によると、10月末までに同署管内で歩行者が巻き込まれる事故が33件発生し、このうち横断歩道上は7件。10月には、横断歩道を渡っていた小学生の男女2人が乗用車にはねられ、重軽傷を負った。江副太交通課長は「横断歩道手前で速度を抑える意識付けを進めたい」と話した。

 12月21日まで実証実験を行い、設置前後の映像を比較して、速度の抑制などを検証する。(小部亮介)

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