地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は多久市消防団東多久分団1部 川住天斗さん(24)です。

訓練を糧に、より迅速な活動目指す

多久市消防団東多久分団1部 川住 天斗さん(24)

 

 出身は鳥栖市です。祖父母が住んでいる東多久は、幼いころからよく行き来しました。静かで人付き合いもいい土地柄で、住民が安全で安心して生活するためにも、消防団の活動は欠かせません。鳥栖市の実家のすぐ横に、消防車両や器具関係の格納倉庫があり、年末警戒では真っ先に実家に声を掛けてくれる団員に頼りがいのある活動だと好感を持ちました。だから、昨年、多久市役所に入庁した際、入団の誘いに迷いはありませんでした。

 ただ、新型コロナ禍で、新入団員を対象にした訓練などが中止になり、昨年1年間は本格的に活動する機会がありませんでした。今年6月、ようやく実践を伴う訓練に参加しました。20メートルもあるホースを転がして伸ばす訓練では、ぶっつけ本番で挑んだため、途中で曲がってしまい恥ずかしい思いをしました。

多久市消防団訓練大会でのポンプ自動車操法の模範演技=多久市陸上競技場

 この訓練から一カ月もしないうちに、山間部で大きな火事があり、取水源となる川に向かって、ホースを伸ばす機会がありました。訓練での失敗を糧にホースを思いきり投げると、まっすぐに伸び、すみやかな消火活動につながりました。

 団員一人一人が担う活動を迅速かつ着実にこなす大切さを実感しました。

 

先輩からメッセージ

多久市消防団 東多久分団1部部長 松本 啓輔さん(34)


将来は団員を引っ張る存在に
 川住君とは、多久市役所で同じ職場で働いています。そばで仕事ぶりを見ていると、責任感が強く、まじめで礼儀正しい好青年です。消防団員としても、非常に期待しています。ただ、昨年からの新型コロナ禍の影響で入団したばかりの川住君は、十分な訓練を積めなかったと思います。そこは熱意と努力で、機器の操作方法を確実に覚えてもらい、現場で力を発揮してもらいたいですね。将来的には、団員を引っ張る存在に成長してほしい。頑張れ!