生徒代表にスライドリコーダーを贈呈する大坪武廣さん(左)=みやき町の中原特別支援学校

 趣味で笛の製作に取り組むみやき町の大坪武廣さん(74)が、同町の中原特別支援学校に自作のスライドリコーダー6本を贈呈した。同校は音楽の授業などで活用する予定で、受け取った生徒たちは早速音を出して使い心地を確かめた。

 スライドリコーダーは本体の外側に設置した円筒形の金属パイプをスライドすることで音階を変化させるのが特徴で、指がうまく動かなくても好きな音階を出せる。大坪さんが開発し、日本リハビリテーション工学協会の福祉機器コンテスト2021で最優秀賞を受賞した。

 縦吹きソプラノリコーダー4本、横吹きソプラノリコーダー1本、アルトリコーダー1本の計6本を贈った。同校で17日に開かれた贈呈式で、大坪さんから受け取った生徒会長の高等部2年の山﨑善士さんは「指で押さえずに弾くことができて便利だと思った。みんなで大切に使いたい」とお礼を述べた。

 式の後、大坪さんが「手のひらを太陽に」などを演奏しながら使い方を説明し、生徒たちはうれしそうに音を出していた。(瀬戸健太郎)