モミジが赤く色づき、秋色に染まった西渓公園=多久市多久町

 多久市多久町の西渓公園でモミジが色づき、見ごろを迎えている。園内の小さな池の周りを真っ赤に包み、訪れた人たちは回遊式の庭園を散策しながら、秋のひとときを楽しんでいる。

 公園は同市出身で杵島炭鉱の成功で財をなした明治の石炭王・高取伊好(これよし)が、故郷の発展のためにと多額の私財を投じて1924年に完成させた。園内には約180本のモミジが山を覆うように植えられている。このところの冷え込みで、一気に秋色が深まった。

 新型コロナウイルスの影響で恒例の「紅葉まつり」は2年連続の中止となったが、駐車場の一角で23日までお茶や農産物、菓子などを販売している。

 多久市の池田範子さん(71)は「ほかのところも見に行くけど、地元のここが一番きれい」と自慢げに話し、友人と一緒に写真に納まっていた。(写真と文・鶴澤弘樹)

=紅葉便りは随時掲載

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