玄海原発(東松浦郡玄海町)の3号機で実施している、使用済み核燃料貯蔵プール内の燃料の間隔を詰めて保管量を増やす「リラッキング」工事に関連して、九州電力は16日、工事の一部完了に伴って4号機にある使用済み燃料112体を3号機に移したと発表した。保管量を増やす3号機のプールについては4号機との共用を計画しており、4号機から3号機への使用済み燃料の運搬は初めて。

 九電によると、運搬期間は9月28日~11月15日で、運搬後の使用済み燃料は3号機が貯蔵容量1266体に対し842体になった。4号機は容量1504体に対し、運搬後でも1120体に達している。運搬について九電は「総合的な運用管理をすることで、貯蔵容量の確保を行っている」と説明している。

 「リラッキング」工事は貯蔵プールを8ブロックに分けて3段階で進める計画で、第1期の3ブロック分の工事は9月までに終了していた。全体では2024年度の工事完了を目指していて、完了すれば3号機の貯蔵容量は工事前の1050体から1672体まで増える。(岩本大志)

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