農林水産商工関係の審議があった佐賀県議会決算特別委員会=県議会棟

 佐賀県は玄海地区の2019年の漁獲量が3006トンで、1万282トンだった10年の3割に減少したと15日の県議会決算特別委員会で報告した。玄海地区の18年の漁業者数は993人で、08年から36・6%減り、減少率は県や全国平均を上回った。

 農林水産商工関係の審議で井上祐輔議員(共産)が「水産資源が減少し、魚価の低迷、操業コストの高騰、新型コロナウイルス感染拡大による需要低迷も相まって大変厳しい状況に置かれている」と指摘した。

 佐賀農林水産統計年報などによると、玄海地区の漁獲量は、11~14年は7千~9千トン台、15年は1万478トンだった。水産資源の減少や燃料高騰を背景に、アジ類やサバ類を捕っていた東シナ海でのまき網漁が15年で終わり、16年以降は3千トン台になっている。

 5年おきに実施される漁業センサスでは、ノリ養殖が主な有明海の県内漁業者は18年は2676人で、08年から19・2%減った。玄海地区と合わせた県全体の減少率は24・8%、全国は31・6%だった。

 特別委で中島則久水産課長は、コロナ下で実施した玄海産魚介類の消費キャンペーンなどを踏まえ「さまざまな応援事業から得られたつながりやノウハウを生かし、今後も水産振興に取り組んでいく」と述べた。(円田浩二)

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