子どもの「第三の居場所」づくりで意見交換する佐賀未来創造基金の山田健一郎理事長(左から2人目)と山口祥義知事(手前)ら=県庁

 貧困や虐待などに直面している子どもを救いたいと、佐賀未来創造基金(佐賀市、山田健一郎理事長)が中心になり、子どもの「第三の居場所」づくりを始めた。県内4拠点で学習支援や食事の提供を行う。

 同基金は7月、日本財団の「子ども第三の居場所」事業の採択を受け、今月1日に佐賀県、同財団と3者協定を結んだ。同財団から7500万円の助成を受け、空家・空地活用サポートSAGA(佐賀市)▽キラキラヒカル(唐津市)▽かがみこどもプラザ(同)▽ここてらす(三養基郡基山町)がそれぞれ事業の拠点となる。

 地域の財団が事業者に選ばれ、拠点の運営を担うのは長野県みらい基金に続き全国2例目。山田理事長は「活動の種をまけたと思う。地域に知られていない施設も多く、今回を機に広めたい」と話す。

 子どもの居場所「じゃんぷ」を運営しているキラキラヒカルの田中雅美代表理事(51)は「世の中には、夜ご飯が食べられない子もいる。夜ご飯を持たせてあげるなどきめ細かいサポートをしたい」と抱負を語る。

 15日は山田理事長や田中代表理事らが県庁を訪問。山口祥義知事と現在の課題を踏まえて意見交換した。山口知事は「皆、どこかに居場所があれば生きていける。安心できる、居心地のいい環境をつくって」と応援した。(中島野愛)

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