新型コロナウイルスの感染者数の推移を示し、今後の対策などを説明した山口祥義知事(中央)=15日、佐賀県庁

 佐賀県は15日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、流行「第6波」に備え、年末年始に向けて入院患者を受け入れられる病床を現在の434床から111床増やし545床にすると発表した。県によると、人口10万人当たりの病床数は全国で3番目に多くなるという。

 軽症・無症状者が療養するホテルも、年末年始に向けて新たに1棟確保するめどが立ち、現在の495室から120室増やし615室とする。医療提供体制強化本部の日野稔邦事務局長は「行政と医療機関が連携しながら病床を確保できている。通常診療とコロナ診療のバランスを取り、機動的、戦略的に対応していきたい」と述べた。

 政府の新型コロナ対策分科会が医療の逼迫(ひっぱく)状況を重視して感染状況を分類する新指標を示したことについて、山口祥義知事は「以前から全国一律の基準ではなく、各都道府県知事が判断すべきと言っていて、佐賀は病床使用率を主な指標として分析しながらステージ判断してきたので、良い方向になってきた」と評価した。

 緊急事態宣言の発令や対策強化の目安として、従来4段階の「ステージ」で分類していた指標を、病床数の予測ツールなどを活用して5段階の「レベル」で示す。山口知事は現在の県内の状況を「新規感染者0が続いていて、実際のところはレベル0と1の間だが、県としては『レベル1』と言っておいた方がいいのかなと思う」との認識を示した。(栗林賢)

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