廃炉作業中の玄海原発2号機(東松浦郡玄海町)の原子炉補助建屋にある計算機室の空調装置から焦げ跡が見つかった問題について、九州電力は15日、変圧器の放熱が不十分でショート(短絡)したことが原因とする調査結果を公表した。九電は、変圧器を空調装置の外に配置し、点検頻度を見直すなどの再発防止策を講じる。

 九電によると、空調装置内に設置している変圧器の温度が上昇し、ショートが発生。ショートによって電流が過剰に流れたため変圧器のコイルが発熱し、近くにあった配管の保温材が溶けて、焦げ跡が生じたとしている。

 焦げ跡を巡っては、8月7日午後6時48分、放射線管理区域外にある計算機室の火災警報が作動し、空調装置の変圧器近くで見つかった。放射性物質の外部への放出はなく、1、2号機の廃炉作業や3、4号機の運転にも影響はなかったという。

 15日に開いた、玄海原発の周辺環境への影響について専門家に意見を聞く「県環境放射能技術会議」でも報告された。(岩本大志)

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