10月31日に投開票された衆院選では、県内9市町が投票の締め切り時間を繰り上げた

 「投票所はどこも午後8時までと思い、投票できなかった人がいる」-。10月31日に投開票された衆院選の後、佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)にこんな情報が寄せられた。県内20市町の選挙管理委員会に尋ねたところ、今回の衆院選では9市町が投票の締め切り時間を繰り上げていた。

 14日投開票の県議会唐津市・東松浦郡選挙区補欠選挙でも、唐津市の投票は午後6時までとなる。玄海町は同8時まで。

 公職選挙法改正で投票時間が午後8時までになったのは1997年。投票率の向上が狙いで、それまでの同6時までから2時間延長された。一方、選挙人の投票に支障を来さず、特別の事情がある場合に限って4時間以内の範囲で繰り上げが認められている。

 9市町は繰り上げの理由として、期日前投票が浸透していることや、午後6時以降の投票が極端に少ないことなどを挙げる。投票時間は投票所入場券に記載し、防災無線やケーブルテレビなどで周知。投票時間の繰り上げを別紙にまとめて全戸配布したところもあった。

 9市町のうち、神埼郡吉野ヶ里町は2018年の知事選以降、全ての選挙で投票時間を午後6時までとしているが、「(繰り上げを知らず)投票できなかった」との苦情が寄せられたという。同町選管は「県選管が発行する選挙公報など、町以外の情報を見て投票に来た人がいたようだ。今後はさらに周知を徹底する」と話している。(志垣直哉)

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