山口祥義知事(前列中央)と佐賀空港の営業活動を担う県職員ら=県庁

 新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることを受け、佐賀県が佐賀空港の利用促進に向けた営業活動を本格化させている。副課長級の職員ら120人でつくる営業チームが企業訪問を再開するほか、空港ではゲームとのコラボ企画やレンタカーの無料キャンペーンにも取り組む。

 県は2005年に職員100人規模の営業チームを発足。企業や団体を訪れて佐賀空港をアピールしてきたが、コロナ下では電話やメールでの営業にとどまっていた。全国の緊急事態宣言解除も踏まえ、11月から12月末にかけて佐賀県内や福岡県南西部なども含めた約500社を回る。

 空港ターミナルビルでは12月末まで、人気ゲームとのコラボ企画「ロマンシング佐賀」の写真展を開催。国内線の利用者にはコラボ限定の入浴剤を配っている。到着便利用者のレンタカー利用は11月16日から来年3月末まで1千台限定で、条件を満たせば48時間の基本料金が無料になる。

 12日に県庁でチームの激励式があり、山口祥義知事が「いよいよ反転攻勢の局面。近隣県の皆さんにも利用してもらえるようにしっかりと営業をしてほしい」と呼び掛けた。全日空佐賀支店の平川博紀支店長は、羽田便の1便当たり利用者数が9月と比べて2倍程度に増えていると説明し、「このタイミングで最後の後押しを」と呼び掛けた。

 佐賀空港発着の羽田便は通常は1日5往復、成田便は1日1往復。コロナ下の需要減で減便が続き、11月の羽田便は1日2~4往復、成田便は日曜だけの1往復となっている。国際線は全線で運航を見合わせている。(円田浩二)