中学時代を振り返るサガン鳥栖の中野嘉大選手(左)と松本大輔選手=佐賀市の城西中

 サッカー・J1サガン鳥栖の中野嘉大選手(28)と松本大輔選手(23)が8日、佐賀市の城西中で講話した。「夢」をテーマに、プロサッカー選手になるまでに経験した挫折や成功体験を熱く語り、2年生約90人が真剣な表情で聞き入った。

 中野選手は中学時代、身長が低いことが悩みだったといい、「体力や技術を向上させることはできるから、人一倍練習に取り組んだ」と振り返った。テクニックを重視する佐賀東高のプレースタイルに魅力を感じて鹿児島県から入学する決意をしたことも明かし、「夢を実現するため、何が必要なのかを逆算して考えてみて」とアドバイスした。

 松本選手は、中学の3年間は1度も試合に出られなかった思い出を吐露しつつ、「野球部や科学部をやってみたけど、改めてサッカーが好きだということが明確に分かった」と話し、「趣味は仕事にもなる。多くのことに挑戦し、熱中できる何かを見つけてほしい」と語った。

 生徒たちは普段のトレーニング方法など思い思いに質問した。硬式野球をしている木原志竜さんは「失敗してもやり続ける大切さを学んだ。プロ野球選手を目指して努力する」と気持ちを新たにした。

 サガン鳥栖の選手による講話は、佐賀市とチームが結んだ「交流宣言」に基づき、子どもたちの進路選択に役立ててもらおうと開催した。(井手一希)

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