街路樹に電飾を施す小城市商工会の青年部員ら=小城市牛津町

電飾の取り付け作業に励んだ住民有志と牛津高の生徒たち=小城市牛津町の牛津赤れんが館

 小城市牛津町の商店街一帯で13日正午から、買い物や音楽が楽しめるイベント「西のなにわの感謝祭」が開かれる。新型コロナウイルスの感染予防で昨年に続いて中止になった産業まつりに代わる催しで、例年よりも規模を縮小して住民有志が開く。夕方には色とりどりの電飾が点灯し、町中を照らす。

 コロナ下でも地域のつながりを保ち、元気を取り戻そうと、市商工会やまちづくり団体の会員らが協力して開く。参加店27店舗のうち9店を回ると、各店の商品などが当たるスタンプラリーを開催。JR牛津駅前広場では地元産の野菜や雑貨を販売する。

 音楽祭も開かれ、牛津駅でピアノ(無料)、国登録有形文化財の牛津赤れんが館でジャズ(500円、高校生以下無料)の演奏が楽しめる。年々拡大してきたイルミネーションは来年1月15日まで、牛津駅や赤れんが館、商店街を彩る。

 産業まつりは、長崎街道の宿場町として栄え、江戸時代は「西の浪速なにわ」と呼ばれた活況を再現しようと11月に開かれている。今年で40回目を迎える予定だったが、新型コロナの影響で2年連続で中止になった。

 6日に行われた電飾の設置作業には牛津高の生徒たちも集まった。町内で製帽業を営み、感謝祭の実行委員長を務める森山眞登まことさん(56)は「コロナで制約を受けながらも、町を活気付けたいという人の輪が少しずつ広がってきた。ぜひ遊びに来て楽しんでほしい」と話す。(谷口大輔)