水川一哉町長から祝い金を受け取る(左から)浅川千文さんと咲真ちゃん、結真ちゃん=大町町役場

 大町町は、双子で2人目と3人目が生まれた町内の浅川恭幹(やすき)さん(40)、千文(ちふみ)さん(36)夫婦に出生祝い金60万円を贈った。これまでの祝い金で最高額になった。

 町は昨年4月、子育て支援と移住・定住促進策として多子世帯を中心に出生祝い金を大幅に増額した。今回は第2子の10万円と第3子の40万円に多胎児加算の10万円が加わった。これまでは第4子が生まれた夫婦への50万円が最高だった。

 浅川さん夫婦は今春、「子育てしやすそう」と町に移住。7月に結真(ゆま)ちゃん、咲真(えま)ちゃんの姉妹が誕生したが、1カ月後に記録的大雨による浸水被害に見舞われ、長男の柊真(とうま)君(2)を含めて、大変な避難生活が続いた。

 町役場で4家族が出席して開かれた贈呈式で、水川一哉町長が「すくすく育つよう役に立てて」と祝い金を手渡した。千文さんは「浸水で使えなくなった家具や家電をそろえたい。長男が好きなクリスマスツリーもだめになったので買ってあげたい」と笑顔を見せた。(小野靖久)