基調講演で、生活困窮者の支援の在り方などを話す空閑浩人教授=佐賀市のアバンセ

 「第28回21世紀社会福祉セミナー」(佐賀県社会福祉士会主催)が24日、佐賀市のアバンセで開かれた。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、生活困窮者への支援をテーマに社会福祉士に求められる役割などを探った。

 同志社大社会学部の空閑浩人教授は基調講演で、困窮者に対する支援やソーシャルワークに関わる人たちの使命として「コロナ禍でこれまで通りに支援などができない中、いかに創意工夫を重ね、アンテナを張り、感性を研ぎ澄ますかが問われている」と指摘した。昨年の全国の自殺者が11年ぶりに増加したことも挙げ、「命を守るために地域での人とのつながりが重要になる」と強調した。

 シンポジウムでは、NPO法人フードバンクさがやNPO法人空家・空地活用サポートSAGAの担当者らが登壇し、現場の支援状況などについて意見を交わした。セミナーは約90人が聴講した。後日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。(小部亮介)

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