2019年に唐津市の虹の松原の県道で倒れたマツと車が衝突して当時小学5年の男児が亡くなった事故の後、佐賀県が実施してきたマツの巡視事業で委託業者による不正が判明した問題を受け、県は樹木医が在籍する佐賀市の建設コンサルタント会社と新たに契約した。11月から点検を委託する。

 入札には県内13社が参加し、20日に佐賀市大和町の「朝日テクノ」と契約した。11月から来年4月までの半年間が点検期間で、委託料は693万円。点検の実施計画の作成に樹木医が加わり、マツの変状があった場合は県と樹木医が必要に応じて現場で対応策を検討する。点検は3人で行うが、樹木医が加わることは条件としていない。唐津土木事務所は「専門的な知識のある樹木医と連携でき、相談しやすい体制になる」と話す。

 巡視の不正を巡っては、業務を受託した建設会社が一部区間のみ巡視したり、県の承諾を得ずに巡視を別の業者に再委託したりするなど不正を繰り返していたことが判明した。(横田千晶)

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