作品展を開いている八頭司昂さん(左)と石丸圭汰さん=佐賀市のギャラリーシルクロ

 佐賀大大学院地域デザイン研究科1年の石丸圭汰さん(24)と佐賀大出身の画家八頭司昂さん(31)の2人展が佐賀市のギャラリーシルクロで開かれている。独自の技法を施した油絵や映像作品など多彩な作品が並ぶ。30日まで。

 石丸さんの映像作品は、チョコとバニラの2色ソフトクリームが溶ける様子を二つの画面で再生と逆再生している。2色が溶けてマーブル状になったり、くっきりと戻ったりする様子は「人の心の様子と結び付く」と石丸さん。「Spectacle」は油絵の具で描き、乾かないうちにアクリル板を密着させて動かすことで、複雑な色合いを表現した。

 八頭司さんは、形や色が異なるアジサイを14枚並べた。距離で変容し、離れると一つのまとまった作品となり、近寄れば一枚一枚を単体として見ることができる。サンセベリアが題材の作品は、太い筆跡がくっきりと残りながらも、繊細さを感じさせる。これまでカラフルな群像を多く発表してきた作風から印象も変わり、「今はこんなのを描きたい気持ちですね」と穏やかに語った。

(福本真理)

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