赤く色づいたシチメンソウ。海の“紅葉”ともいわれる=佐賀市東与賀町の東与賀海岸

 佐賀市東与賀町の東与賀海岸で、塩生植物のシチメンソウが赤く色づき、見ごろを迎えた。夏の記録的な大雨や台風などの影響で一部には立ち枯れが見られるものの、沿岸の1・6キロ、約7千平方メートルに海の“紅葉”が広がっている。

 シチメンソウは、環境省の絶滅危惧種に指定されているヒユ科の一年草。有明海沿岸の秋の風物詩だが、東与賀海岸では2018年に大規模な立ち枯れが発生した。そのため、地元の住民らでつくる「シチメンソウを育てる会」やボランティアが種をまくなどして生育環境を整え、数を増やしている。

 市東与賀支所によると、台風の漂流物などの影響もあって、群生地の4分の1で立ち枯れが発生した。見ごろは11月中旬まで。寒暖差が大きくなると、色合いも深くなっていくという。(写真と文・山口源貴)

 

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