8月の大雨で崩れたのり面などの樹木を撤去する参加者=嬉野市嬉野町陣野地区

 8月の記録的大雨の被災地を復旧しようと、嬉野市でボランティアが活動を続けている。24日は佐賀県内外の約40人が地元関係者と、茶畑ののり面の倒木や水田に流入した土砂を撤去した。

 同市は9月末、ボランティア団体で構成する佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)と災害支援協定を締結した。SPFや市社会福祉協議会、市商工会青年部、JAなどが協力し、おおむね毎週日曜に作業を進めている。市内には公的支援の対象に含まれない被災箇所もあり、住民から復旧の要望が出ていた現場で活動している。

 24日は3回目となり、2カ所で実施した。陣野地区では、茶畑が崩れてのり面に倒れた樹木を撤去。大きな木はチェーンソーでカットして運んだ。茶畑を所有する白川稔さん(46)は、昨年の大雨で鹿島市にある茶畑に続き被害を受けた。「まさか2年連続とは思わなかった。多くの人に支援してもらってありがたい。前を向き、茶畑を復旧させて、またおいしいお茶を届けたい」と感謝した。

 SNS(会員制交流サイト)などでボランティアの参加を呼び掛けたサガンスポーツビジネスの赤星拓社長は「復旧が進んでいない場所を早く元に戻せたら」と願い、大きな木を抱えていた。(古賀真理子)

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