県民栄誉賞を贈られ笑顔を見せる大谷桃子選手(中央)。左は山口知事、右は古賀コーチ=佐賀市の県庁

 東京パラリンピックで銅メダルに輝いた車いすテニス女子の大谷桃子選手(26)=西九州大卒、かんぽ生命=が25日、佐賀県の県民栄誉賞を受賞した。大谷選手は「佐賀は第二のふるさと。栄誉ある賞をいただけてうれしい」と感謝を述べた。

 大谷選手は栃木県出身。大学卒業後も佐賀市を拠点に競技を続け、県勢として唯一、東京パラリンピックに出場した。上地結衣選手(三井住友銀行)とペアを組んだダブルスで、同種目で日本勢初となるメダルを獲得した。

 県庁で開かれた授与式で、山口祥義知事は「成果が花開いてうれしい。苦しい中でも1ポイントずつ狙いに行く姿に、県民は大いに感動した」と祝福した。大谷選手は「目指していた色ではなくて悔しいが、皆さんに喜んでもらえてよかった」と語り、指で涙を拭った。

 県民栄誉賞は県民に敬愛され、希望や活力を与える顕著な成績を収めた人や団体に贈られる。バルセロナ五輪柔道金メダルの故古賀稔彦さんや、文化勲章を受章した陶芸家の故青木龍山さんらが受賞した。大谷選手は2007年の佐賀北高野球部が受賞して以来、14年ぶり7例目の受賞となった。(草野杏実)

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