多久聖廟の創建以来300年以上続く「秋季釈菜」。古式にならい、雅楽も2年ぶりに演奏された=多久市の多久聖廟

多久聖廟の創建以来300年以上続く「秋季釈菜」。古式にならい、雅楽も2年ぶりに演奏された=多久市の多久聖廟

秋季釈菜に合わせて披露された獅子舞=多久市の多久聖廟イベント広場

多久聖廟の創建以来300年以上続く「秋季釈菜」。古式にならい、雅楽も2年ぶりに演奏された=多久市の多久聖廟

中国から伝えられた「釈菜の舞」を披露する東原庠舎西渓校の生徒たち=多久市の多久聖廟イベント広場

全身を使って中国式の太鼓「腰鼓(ようこ)」を奏でる東原庠舎西渓校の児童たち=多久市の多久聖廟イベント広場

300年以上続く秋季釈菜を執り行った横尾俊彦市長ら=多久市の多久聖廟

 儒学の祖、孔子をまつる多久市の国重要文化財の多久聖廟(せいびょう)で24日、300年以上の伝統がある「秋季釈菜(せきさい)」が開かれた。新型コロナウイルスの感染状況の改善を受け、2年ぶりに雅楽隊による演奏が披露され、簡略化していた儀式も通常通り執り行われた。

 中国の祭官服をまとった横尾俊彦市長らが、孔子と弟子4人の像に供え物をささげた。供え物はクリやフナ、甘酒などで、創建時から使う青銅製の器に入れ、市内の学校長らが古式にならって何度も運んだ。市職員で構成する雅楽隊が管楽器の厳かな音色を響かせた。

 近くの広場では、義務教育学校・東原庠舎(とうげんしょうしゃ)西渓校の小中学生たちが中国式の舞踊や太鼓、唱歌を元気良く発表した。市民有志による獅子舞も披露され、大勢の見物客がスマートフォンやカメラを向けた。

 釈菜は、多久聖廟が創建された1708(宝永5)年以来、春と秋に開かれている。新型コロナの感染が拡大した20年の春以降は儀式に携わる執事の人数を減らし、式順も簡略化して行われていた。(谷口大輔)

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