慰霊碑を前に平和の誓いを述べる鹿島高校の中村百花さん=鹿島市高津原の旭ケ丘公園

 太平洋戦争の学徒動員先で空襲に遭って亡くなった女学生らを追悼する会が23日、鹿島市高津原の旭ケ丘公園で開かれた。鹿島高校の有志の生徒たちが昨年に続いて開催に動き、犠牲になった10人に黙とうをささげ、平和への誓いを新たにした。

 1944年10月25日の「大村大空襲」で鹿島高等女学校の7人と鹿島立教実業学校(いずれも現鹿島高)の1人が亡くなった。終戦間際には、さらに女学校の2人が銃撃に遭った。平和大使を務めた鹿島高3年の川﨑花笑さんが昨年、27年ぶりに追悼会を開いた。

 今年は後輩に当たる2年中村百花さんが追悼の機会をつなごうと開催を呼びかけ、「悲劇を2度と繰り返さないため、戦争で亡くなった先輩方がいたという悲しい歴史を語り継いでいく」と平和の誓いを述べた。

 女学生らの慰霊碑に生徒や学校関係者約75人が参列して献花し、川﨑さんは「平和な世界のため、若い世代が頑張っていくという気持ちが彼女たちに届きますように」と話していた。

 遺族の1人も出席した。姉を亡くした鹿島市の小笠原百代さん(86)は「生徒たちの優しい心が引き継がれている。本当にありがたい」と感謝を語った。

      (中島幸毅)

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